「お盆」は韓国語で「추석」という。チュソク(추석、秋夕)は旧暦8月15日の中秋節で、旧正月(ソルラル)に並ぶ二大名節のひとつ。
한가위(ハンガウィ)ともよばれる。日本の「お盆」にも例えられるが日本のお盆は旧暦7月15日である。日本ではこの日が「十五夜」にあたり、夜には秋の満月を望むことができる。
韓国ではこの日をはさみ、前後2日間が祝日となる。先祖の墓参りや実家への帰省のため、多くの人が地方に出向くため、帰省ラッシュが起こる。また商店や飲食店、市場でも休業する店が相次ぐ。
秋夕や旧正月(
설날)には帰省をし、親戚や親族が一同に集い顔を合わせる。とくに嫁はお供え物の準備や食事の支度をしたり、親族から早く子どもを産め、というプレッシャーにさらされる。このような不満が原因で夫婦げんかになり、離婚のきっかけになる家庭もあるといわれている。