代表作
『菜食主義者, 채식주의자』 (2007年)
人間の存在と自我に対する深い哲学的問いを投げかける小説です。
主人公が社会的抑圧と暴力から抜け出そうとする強烈な抵抗の表現として菜食主義を宣言する物語です。2016年にイギリスの権威ある文学賞「ブッカー国際賞」を受賞し、世界的に注目を集めました。
『少年が来る, 소년이 온다』 (2014年)
1980年の光州民主化運動を題材にした作品です。
『別れを告げない, 작별하지 않는다』 (2021年)
1948年の済州島4・3事件を題材にしています。
事件に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来につなぐ再生の物語です。
ハン・ガン氏自身が自作を初めて読む人に薦める作品だとされています。