「女超社会」は韓国語で「여초 사회」という。男性が女性よりも多い社会のこと。自然生態的には出生の男女比は105:100程度と男性が多く生まれる傾向にあるが、出生後の男児の死亡などが多く、次第に男女比が同程度になる。女性の寿命が男性よりも長いこともあり、先進国の男女比は一般的に女性のほうが多いといわれる。韓国では李氏朝鮮時代から続く儒教(
유교)的価値観や、家系を継ぐために男児の出生を選好する傾向がある。そのため、胎児の性鑑別を行い人工中絶をすることもあり、男児の出生率が高い傾向にあった。近年では女児を好む人も増えてきたといわれる。2014年の女性家族部・統計庁の発表では2015年以降に韓国は女性が男性の人口を上回るとし「女超社会」に突入することになる。