「88万ウォン世代」は韓国語で「팔십 팔만 원 세대」という。88万ウォン世代(팔십 팔만 원 세대)とは、1970年代終盤から1980年代中盤に生まれた世代のことで、1997年のIMFショックや、金大中政権による新自由主義の拡大の影響などで、20代の若者たちが非正規雇用(
비정규고용)や青年失業(
청년실업)に追いやられ、月給を88万ウォン程度しか得ることのできない世代のことをいう。
経済学者禹晳熏(ウ・ソクフン)と社会運動家の朴権一(パク・クォンイル)が「88万ウォン世代」という書籍を出版し、ベストセラーになった。日本でも2009年に明石書店から出版されている。20代の大半はプータロ―という意味の
이태백(イ・テベク)という言葉も生まれている。