「尊敬語」は韓国語で「존댓말」という。
높임말(ノッピムマル)ともいう。
경어(敬語)という言葉もあるが、韓国語では一般的に使わない表現である。目上の人には丁寧な敬語表現で話す。相手のほうが年齢が上であったり、地位が上である場合は尊敬語を使う。家庭内であっても両親に敬語を使うのが基本である。動詞・形容詞・存在詞の場合は語幹に시をつければよいが(例:가다→가시다,젊다→젊으시다など)、決まった表現もある。例えば「おっしゃる」は
말씀하시다、「お休みになる」は
주무시다、「いらっしゃる」は
계시다などがある。名詞については「宅」は
댁、「お歳」は
연세などの表現がある。韓国語は絶対敬語(日本語は相対敬語)であり、相手に身内のことを話す場合でも、その身内が目上なら敬語を使う。日本語で「母は会社で仕事をしております」という場合、韓国語では「お母様は会社で仕事をなさっています」という表現になる。