「私情を交えずに処罰する」は韓国語で「읍참마속」という。大きな目的のために自分が大切にしている人を捨てることをいう。「읍참마속(泣斬馬謖)」は、「馬謖を斬るために泣く」という意味の韓国の四字熟語です。この表現は、情を捨てて正義を貫くこと、または大義のために大切な人や部下を厳しく処罰する決断をすることを指します。
元々は中国の三国時代のエピソードに由来し、蜀の武将・諸葛亮が部下の馬謖が失敗を犯した際、彼に情をかけずに厳しく処罰したことから来ています。この行動は、彼の指導力や責任感、また全体の利益のために必要な厳しさを示しています。
「읍참마속」は、特にリーダーシップや管理の場面で、時には情を捨てて厳しい決断を下すことの重要性を強調する際に使われます。また、個人の感情や情に流されず、正しい判断をすることの重要性を示唆しています。
この言葉は、自己犠牲や責任感、リーダーとしての資質を評価する際に使われることが多く、道徳的な選択が求められる場面での指針としても機能します。
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