「アンコウの煮込料理」は韓国語で「아구찜」という。아구（アンコウ）と찜（煮込み）で、アンコウの煮込料理。 標準語は「아귀(アンコウの蒸し物)、아귀찜(アンコウの蒸し物)」。

アンコウにはコラーゲンが含まれていることで、美肌にも効果があるといわれている。アンコウ料理のなかでも最もメジャーなのは、アグチム（アンコウの蒸し煮）といえる。アンコウを豆もやしやセリなどの野菜や、エボヤなどの海産物と一緒に辛く蒸した料理。アンコウのたんぱくな身とピリリと辛い味付けは、甘みのある韓国焼酎のおつまみや、ごはんのおかずとしても美味しい料理である。

アンコウのヒレや皮にはコラーゲンが含まれている。身は高タンパク質で低カロリーなのでヘルシー！肌や粘膜の再生に効果があるビタミンB2やビタミンAなどのビタミン群が含まれており、栄養価も高いのが特徴。二日酔いにもよいとされている豆もやしや、食物繊維が多く含まれるセリもアンコウと一緒に調理する。もちろん他の辛い料理と同様、唐辛子を使っているので、カプサイシンも含まれている。

アグチムはそのまま食べても、わさび醤油につけて食べてもOK！ソウルではオシャレ通り、カロスキルでも有名な新沙洞（신사동）近くにあるアグチム通りのほか、アグチム専門店やワタリガニ料理のお店でも食べられます。日本ではアンコウ料理のなかでアンコウ鍋が最もポピュラーですが、韓国に来たら、アンコウを蒸し煮にしたアグチムを食べて美肌を目指してみてはいかがでしょうか。